「母指CM関節症（親指の付け根の関節の変形性関節症）」について

症状：

物をつまむ時やビンのふたを開ける時など母指（親指）に力を必要とする動作で、手首の母指の付け根付近に痛みが出ます。
進行するとこの付近が膨らんできて母指が開きにくくなります。
また母指の指先の関節が曲がり、手前の関節が反った「白鳥の首」変形を呈してきます。

原因と病態：

母指の手前の甲の骨（第1中手骨）と手首の小さい骨（大菱形骨）の間の関節（第1手根中手骨関節：CM関節）は、母指が他の指と向き合ってつまみ動作ができるように大きな動きのある関節です。
その分使い過ぎや老化に伴って、関節軟骨の摩耗が起き易く、進行すると関節が腫れ、亜脱臼してきて母指が変形してきます。

治療：

消炎鎮痛剤入りの貼り薬を貼り、CM関節保護用の軟性装具を付けるか、固めの包帯を母指から手首にかけて8の字型に巻いて動きを制限します。
それでも不十分なときは、痛み止め（消炎鎮痛剤）の内服、関節内注射を行います。

痛みが強く、亜脱臼を伴う高度な関節の変形や母指の白鳥の首変形が見られる時には、関節固定術や大菱形骨の一部を切除して靱帯を再建する切除関節形成術などの手術が必要になります。

（日本整形外科学会HPより引用）

このCM関節症は進行することがありますので

早めに病院を受診して対処する必要があります。

そして、病院の受診と治療の後のリハビリが終わり

おうちで何ができるのか・・・・そこですよね・・・・

東洋医学で骨は腎臓などと同じく『腎』に属すると言われています

ピラティスによる腎を強化するようなトレーニングを行うことで 「なにもできない」という日常の不安が少しでも改善できるのではないかと思います。

【胸式ラテラル呼吸の有効性】

腎の動きをよくするために ピラティスの胸式呼吸は有効だとおもわれます。

「ラテラル」とは、拡張する・広げるという意味です。

「胸式ラテラル呼吸」で広げるのは、肩甲骨や、その下の肋骨の部分

（記事記載途中です）