ばね指について
ばね指ってご存知でyそうか?
指を曲げ伸ばしすると
パチンってなってたんですけど
そのうち全然動かなくなってしまって…
というような経験
もしかしたらいま、そんな状態でしょうか?
『 ばね指 』~ 狭 搾 性 腱 鞘 炎 ~
よく知られた病名ですが、あまりに有名すぎてわざわざ病院に行かなくても大丈夫! というイメージではないでしょうか。
指は腱によって
曲げ伸ばしをすることができます。
手を握ったりする強い力を発揮する筋肉は前腕にありその力を腱が伝えます。
その通り道で指を曲げる屈筋腱が浮き上がらないように押さえているのが靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)と呼ばれるものです。
丁度、その構造はベルトとベルト通しの関係に似ています。
この靱帯性腱鞘は指に部分にありますが、それが終わる指の付け根付近に力がかかり炎症を生じやすいところがあります。 その部分の腱や腱鞘が炎症を起こし、“腱鞘炎”になり、さらに進行すると引っ掛かりが生じばね現象が起こります。
これを“ばね指”と呼びます。
症状
①指の曲げ伸ばしに引っかかりがある(スムーズに曲げ伸ばしできない)
②曲げようとするとカクンとした衝撃がある
③伸ばそうとするとばねが弾けたように勢いよく伸びる
④指の付け根部分に腫れや痛みがある
⑤指が一定の角度で曲がったまま伸びない
原因
更年期の女性に多く、妊娠出産期の女性にも多く生じます。手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのも特徴です。糖尿病、リウマチ、透析患者にもよく発生します。母指(親指)、中指に多く、環指、小指、示指にもよくみられます。
指の使いすぎによる負荷のため、動かすたびに摩擦のために炎症が進み、腱鞘が肥厚したり、腱が肥大し、通過障害を起こすために一層症状が悪化します。
治療
保存的療法としては、局所の安静(シーネ固定も含む)や投薬、腱鞘内ステロイド注射(特にトリアムシノロンは有効)などがあります。この注射は有効で、おおむね3ヵ月以上は無症状なことが多いですが、再発することも少なくありません。改善しないときや再発を繰り返す場合は、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開)を行います。切開するのは腱鞘の一部だけです。小さな傷で済みます。
ばね指とピラティス
ばね指は前腕(肘より下の部分)の筋肉から関係しています。詰まる所、症状は指の付け根辺りに出ますが前腕の筋肉にもアプローチする必要があります。
ばね指のトリガーポイント
自宅でのリハビリ方法
家でもお風呂に入りながら患部をマッサージします。右中指の場合は、左親指で硬い所をはさみ上下にスライドしましょう。硬い所をつまんだまま、中指を大きく屈伸させるとなお効果的です。