仙骨ってご存知ですか?
骨盤部分に融合した脊柱です
背骨の一番下の部分ですね
この仙骨の一番下にあるのが尾骨と呼ばれる骨
「大昔、しっぽが生えていた名残」などと言われている骨です
仙骨は、左右対称に、片側4つの仙骨孔(左右で8カ所)あいているのが特徴です。
この仙骨は、腰部の中心、そして身体の中心です。
そればかりでなく、上半身をこの仙骨1点だけで支えています。
上半身の重さは仙腸関節を通して腸骨へと分散します
よって、仙骨がなければ人間は立っていることも、歩くことも出来ないのです。
なんだか、身体がだるくて重いのよね。。
そんな時には、この仙骨を意識して呼吸してみましょう
まずは、あたたかい格好で
冷え性の方はお尻や肩にカイロを置いて行ってみてください
仰向けに真っ直ぐ寝ます
のばしていた足を曲げて膝を立てましょう
肋骨を左右に広げるように背中一杯に息を吸います
息を吐くときに、仙骨に重さを感じていきます
内臓ごと、全部の重みが仙骨から背骨全体にかかるように
肩甲骨にも後頭部にも足の裏にも
同じようにしっかりと自分の身体の重みを感じていきます
重みを感じられているというのは
身体の力が抜けてきているというサインです
仙骨について、興味深い説を見つけましたのでご紹介します
仙骨は死後最後に腐敗する骨で、復活の日には肉体は仙骨を中心に再構成されるという信仰に基づき、また、仙骨は脊椎、頭骨など重要な骨を載せ、前方に腸、特に男女の生殖器などを支え、保護する、すなわち霊器を守る骨であり、あたかも神に供するが如くだとされてきたそうです。
また仙骨が、昭和20年まで薦骨と書かれていたのは、神に供する、すなわち神に薦(すす)めるの意によるものであり、実際に仙骨がいけにえの儀式に供されたという説もあるようです。
( 福岡大学教授宮野成二氏編著『 造語方式による医学英和辞典 』参考 )
骨格の中心である仙骨は我々の生命力を握る鍵かもしれませんね
医学的にも大切な場所だとされ
不思議なパワーが大昔からあるとされてきた仙骨
呼吸をしながら仙骨を意識してみる
それは、自分の生命力を意識することですね