ねんざについて

捻挫とはなんでしょうか?

 

手首や足首に過度の負担がかかることで関節と関節をつなぐ【つなぎ目】に負荷がかかり

関節部分が傷つくことです

 

たとえば、高いヒールを履いていて足をひねったり・・・

 

変な格好で手をついて転んだりいろんなアクシデントによって引き起こされる関節部位の損傷です。

 

皆さんが良くご存知の

【突き指】【ぎっくり腰】【むちうち】

関節部位の可動範囲許容量を超えたためにおきる怪我

いわゆる【ねんざ】です

 

足関節(足首)の捻挫の場合・・・

足関節(足首)を内側にねじってしまうことで足関節外側の靭帯(前距腓靱帯)が損傷した状態です。外くるぶし(外果)の前や下に痛みがあり腫れ、また、外くるぶしの前や下を押さえると痛みます。

 

ねんざの程度

1度:痛みも腫れも軽く、靱帯が一時的に伸びている程度

 

2度:靱帯の一部が切れている状態

 

3度:靱帯が完全に切れていて(靱帯断裂)、関節が不安定な状態

 

1度、2度の場合はRICE処置を行います

3度の場合はRICE処置のほか2~3週間安静し、不安定性の強いものには手術を用いられる場合があります。

RICE処置について

ねんざをしたら・・・

まずこれです。RICE処置

 

Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)と応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとりRICE処置と呼びます。RICE処置を損傷直後に適切に行うことで、治癒を早め競技への復帰を早めることができます。

  • Rest(安静)-スポーツ活動の停止
    受傷直後から体内で痛めた部位の修復作業が始まります。しかし、患部を安静させずに運動を続けることでその作業の開始が遅れてしまいます。その遅れが結果的に完治を遅らせリハビリテーションに費やす時間を長引かせてしまいますので、受傷後は安静にすることが大切です。

 

  • Ice(アイシング)-患部の冷却
    冷やすことで痛みを減少させることができ、また血管を収縮されることによって腫れや炎症をコントロールすることができます。

  • Compression(圧迫)-患部の圧迫
    適度な圧迫を患部に与えることで腫れや炎症をコントロールすることができます。

  • Elevation(挙上)-患部の挙上
    心臓より高い位置に挙上をすることで重力を利用し腫れや炎症をコントロールすることができます。

 

15分~20分(RICE処置)が目安になります。そして、40分~60分(RICE処置)の間隔を開けた後にRICE処置を再び行います。症状によりますが受傷後24~72時間はこのサイクルを繰り返します。

捻挫:後期のトレーニング

捻挫・後期(捻挫から3週間以降)

歩行に痛みや違和感の支障のない場合に行うトレーニングです。

痛みがある場合は医師の指示を最優先してください。

違和感のある場合は行わないでください。

 

 

ストレッチ

 

正座を片足ずつ行います

痛みがある場合は行いません

 

ゆっくりと

暖かい環境の中で行います

 

 

床に寝転がり

壁に足のかかとをくっつける

 

つま先で壁をトントントンとたたく

なるべく力を入れず

足を脱力して行います

足の裏のしたにボールをおき

上から体重をかけつつ踏みつけます

 

足に痛みが出ない程度に行います

 

足の裏のボールを転がします

 

まずはかかとの方に

自分の体重をかけながら

ゆっくりと足の裏をマッサージするように行います

 

次にゆっくりと

つま先の方へ転がしてみます

 

数回繰り返してください

 

次に

足裏の外側の方へ転がします

 

痛みがでないように気をつけ

ゆっくりと行います

 

 

次に

足裏の内側へと転がします

 

痛みがでないよう

ゆっくりと行います